この記事では、御園座の座席表と座席の見え方(1階・2階/S席・A席・B席・C席)についてまとめました。
御園座の座席表
御園座の座席表は御園座のホームページで確認することができます。
⇒ 座席表|御園座
御園座は1階席と2階席があり、座席数(キャパシティ)は合計で1,299席あります。(車いすスペースを除くと1,292席)
1階席の座席数が780席+車いすスペース4席で、2階席の座席数が512席+車いすスペース3席です。
1階席が20列、2階席は12列に分けられています。
ただ、歌舞伎などの公演では、1階席に花道が設けられることがあるので、そういった場合では席数は少なくなります。
S席、A席、B席、C席など座席表の区分は公演ごと異なるので、観劇する場合は各公演の座席表を確認する必要があります。
御園座の座席の見え方(1階・2階/S席・A席・B席・C席)
それでは、御園座の座席の見え方についてリサーチしてみます。
まず座席の種類(S席・A席・B席・C席等)は公演ごとに異なりますので、まずはそちらをご確認ください。
御園座ではまれにS席・A席・B席という場合がありますが、たいていはA席・B席・C席、あるいはA席・B席、という分け方です。
1階席の全席と、2階席の前方6列目までがA席(あるいはS席)、2階席の中央7列目~11列目までがB席(あるいはA席)、2階席の中央12列目(最後列)と両サイド席がC席(あるいはB席)と分けられることが多いです。
こちらも公演によって若干の違いがあります。
御園座は、他の大劇場と比べると席数も少なめでコンパクトな造りになっているので、舞台と客席との距離が近く、迫力ある舞台を楽しめるのが特徴です。
御園座 1階席の見え方
まずは御園座の1階席の見え方です。
1階席は4列目まではフラットで、5列目からは傾斜があります。
ただこの傾斜が緩やかで、なおかつ千鳥席ではないので、前に座っているのが背の高い方など、後頭部で舞台が見えにくくストレスを感じてしまうかもしれません。
しかも、後ろの人に配慮しているのか、1階席ではクッションの貸し出しをしてくれません。
せっかく高いチケット代を払って良い席を買っても、結局演技が見えにくい、というのは問題ですよね。
御園座 2階席の見え方
続いて御園座の2階席の見え方です。
1階席とは違い、2階席はしっかりと傾斜があります。
2階席の中央ブロックは、舞台全体が見渡せて比較的見やすいようです。
ただ、2階席の1列目の前には柵(手すり?)のような物があります。
背の低い方や気になる方は、2列目以降を選んだ方がいいです。
もし1列目になってしまった場合は、2階席ではクッションの貸し出しを受け付けてくれるので、そちらを利用しましょう。
両サイドの席では、場所によっては少々見切れます。
花道がある場合は、上手側(舞台に向かって右側)の席が花道が良く見えます。
反対に、下手側(舞台に向かって左側)の席だと花道はほとんど見えません。
全体的に2階席は舞台を見やすいようですが、最後列は段差が少なく少々見にくいようです。
席のランクが落ちるのも、こういった理由かもしれません。
まとめ
御園座の設計には隈 研吾(くま けんご)さんという有名な建築家が携わったといいますが、1階席の見にくさには、不満を感じている方が多いです。
舞台に近い方が演者の表情まではっきりと見える、といったメリットがありますが、特にこだわりがない場合は御園座の場合は2階席を選んだ方がストレスなく観劇できるかもしれません。
遠くからでも演者の表情を楽しみたい方は、オペラグラス(双眼鏡)をお忘れなく。
御園座は、戻りチケットが多数発生し、売り切れているはずの公演がガラ空きになるというチケット問題も指摘されています。
せっかく人気のある芝居やミュージカルが上演される劇場なのですから、ぜひ改善していただきたいですね。
以上、愛知県名古屋市にある御園座の座席表と座席の見え方(1階・2階/S席・A席・B席・C席)についてのまとめでした。
参考 御園座
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