この御園座で、戻りチケットが多数発生し、売り切れているはずの人気公演で空席が出るという謎のチケット問題が起きています。
一体どういうことなのでしょうか。
御園座の公演 戻りチケット発生で空席が出る問題
名古屋を代表する劇場の一つ、御園座は明治29年(1896年)に創立され、平成25年(2013年)に一度閉館したものの、平成30年(2018年)に再オープンしています。
これまで『滝沢歌舞伎 2018』や『ワンピース歌舞伎』などの人気公演も上演してきました。
これら人気公演はチケット発売と同時にほぼ完売、毎回激しいチケット争奪戦が繰り広げられます。
しかし、売り切れとなっていたはずの公演で、ちらほら空席が出ているというのです。
しかも、かなりレアな良い席がです。
なぜこのような事が起きているのか?
それは、御園座側が事前にチケットを確保し、企業や関係者に配っているから、ということなんです。
企業や関係者に配るといっても、招待した人が全員来れるとは限らないので、公演直前になって戻りチケットが多数発生し、売り切れたはずの公演で空席が出るという現象が起きてしまっているのです。
色んな事情があるのかもしれませんが、公演を観たくてもチケットを取れずに諦めた人もいる訳で、そのようなファンの人たちの気持ちを踏みにじる結果となってしまっているのは事実です。
それに、公演に出演する側の演者さん達も、チケットが完売したと聞いていたのに幕が上がったら席がガラガラだった、なんてことになるとテンションもガタ落ちですよね。
一人でも多くの人に楽しんでいただけるよう、良い舞台を創ろう、と必死に努力している演者側の気持ちも裏切ることになります。
これでは、今後はもう名古屋で公演するのはやめよう、となってしまう可能性も出てきます。
そして中には、明らかに関係者であろう人達が、終演後に「何かよくわんなかった。つまらなかったね。」などと発言しているのを耳にして不快に思ったというお客様もいるようです。
観たくても観れなかったお客様が大勢いる中で、見たくもない人が付き合いで来ている。
これって誰得なのでしょうか。
御園座は他にも、チケット代が高いとか、天井が低く圧迫感があるとか、ロビーや楽屋が狭くて使いにくいとか、スタッフの対応が悪いとか色々と問題が指摘されています。
再びの閉館といった最悪の事態を避けるためにも、演者や観客に目を向け、改善できる所は改善していってほしいですね。
御園座公演チケットは直前や当日券が狙い目!?
このような考え方が正しいかどうか分かりませんが、逆に考えると御園座公演のチケットは直前や当日券も狙い目なのかもしれません。
一般発売でチケットが取れなかったとしても、諦めずに直前に戻りチケットを確保するという手もアリですよね。
もしどうしても行きたい舞台があれば、直前に空席がないか、御園座チケットセンターやチケットぴあ等に問い合わせてみてください。
超レアな優良席が手に入るかもしれません。
まとめ
業界関係者の中では、名古屋では劇場に足を運ぶ人が減ってきていると言われているそうですが、このような問題が今後も続くようでしたら更に減少していっても仕方がないですよね。
劇場を愛する人をがっかりさせるような事は避けてほしいものです。
御園座が地元の人たちに愛され、遠方からも人が集まってくる、そんな劇場になることを願っています。
以上、御園座で戻りチケットが発生し、空席が出る問題についてでした。
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